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四十九日の基礎知識(参列者編)|ベルホール

2022/09/22
ご参列者様


四十九日、法要とは?

身近でお葬式があると耳にする「法事」、「法要」、「四十九日(しじゅうくにち)」といった言葉は、若い方や身近で不幸がなかった方には馴染みが薄いため、しっかりとその意味を知らない方も多いかと思います。


ここではまず、その意味や期間についてご説明し、参列する際に注意することなどにも触れていきます。


ご不安に思うことがある方は、ぜひ参考になさってくださいね。


 




まず、人が亡くなると「法事」と言われる儀式があります。


「法要」と混同している方も多いかと思いますが、「法要」は読経や焼香などを行い故人を偲ぶ宗教的(仏教的)儀式のことを指し、「法事」は法要や、その後の会食などの一連の流れのことを指します。


法事は厳密に言えば、仏教行事全般の総称ですので、故人の魂を供養する行事だけに使われるというわけではありません。


故人の命日の集まり以外の仏教行事以外も「法事」と呼ぶので注意して覚えておいてくださいね。


そして「四十九日」は故人の命日を一日目として数えて、49日目に行う法要のことで、「49日」とは書かずに漢数字で表します。


四十九日法要が忌中に執り行う最後の法要になり、この日を「忌明け」と呼び、遺族が忌に服す期間を終えて日常生活に戻る日でもあるのです。


また、一般的に四十九日を最初の忌明けとしていますが、これは仏教では人が亡くなると49日後に仏の元に向かうと考えられているからです。


そのため、神道では五十日祭の翌日が忌明けになりますし、キリスト教ではそもそも忌明けの概念がないのでこの法要はありません


 


◇◇◇四十九日はなんのために?◇◇◇


お葬式(通夜、告別式、葬儀)は、故人への供養の意味はもちろん、残された方達の気持ちの整理のための要素が大きいものです。

では、四十九日は一体どんな仕組みで、なんのためにやるのでしょう?


簡単に言えば、故人が極楽浄土に行けるようにするためです。


前述したように、仏教では人が亡くなると49日後に仏の元に向かうと考えられており、その四十九日まで七日ごとに生前の行いへの裁きを受け、極楽浄土に行けるかどうかの審判を受けるとされています。


遺族が七日ごとに故人の冥福を祈ったり、故人のために善い行いをすることでその極楽浄土への道がよりひらけていくと考えられているのです。


そのため、本来は初七日から七日ごとに法要を行い故人を供養していましたが、近年はそれを省略するご家庭も多く、そのかわりに、審判の最終決定の49日目にしっかりと盛大に法要を営む傾向にあるようです。


ただし、浄土真宗においては、人はすぐに極楽浄土に行き仏様になることができるという「往生即成仏」の考え方ですので、「極楽浄土へ行けますように」という祈りではなく、故人への今までの感謝などを伝えると良いでしょう。


余談ですが、四十九日法要は、「満中陰法要」「忌明け」「七七日」などさまざまな呼び方があり、年齢や地域によって馴染みのある言い方は変わりますが同じ意味合いです。


行われる主な儀式

四十九日に実施される法要は4つあります。


しかし必ず4つとも全て行われるわけではありません。


まず初めに「四十九日法要」です。

開始時刻は午前9~10時ごろからが多いようです。


次に「納骨法要」と呼ばれる、骨壷をお墓や納骨堂に納める儀式に移ります。

これは一般的に、四十九日法要の後に行われます。


開眼法要」では、葬儀で使用された白木位牌から本位牌に魂を移し替えます。

お墓や仏壇、位牌を新たに購入した場合に行なわれる法要ですので、こちらは親族の参列者の都合などで日にちをずらすこともあります。


そして最後に、「御斎(おとき)」と呼ばれる会食が行われます。(お斎とも書きます)

故人を偲ぶために、参列者や僧侶に食事を振る舞って四十九日法要を締めくくります。


当日のながれ


また、四十九日法要では納骨式を法要後に行うのが一般的ですが、お墓がそれまでに用意できなかったり、法要の会場とお墓が離れた場所にある場合などは別日に行われることもあります。


それ以外の流れは、どの法事や法要でも基本的に似たような流れだと認識しておいてください。


持ち物や服装などについて

◇◇◇持ち物◇◇◇


数珠と御供物料(もしくは御仏前、御香料など)は忘れずに持っていきましょう。 他にもふくさ、ハンカチ、御供物を持参します。


なお、持参する香典の相場の金額は故人との関係性や年齢によってさまざまです。


親族の場合には1~3万円、友人や知人などだと5,000~1万円が相場です。

年齢でいえば、20~30代くらいの知人の場合には5,000円前後が一般的となっています。


49日以前は「御霊前」を使用しますが、四十九日法要での香典袋の表書きは「御仏前(御佛前)」が最も一般的です。


浄土真宗の場合は四十九日以前も以降も「御仏前(御佛前)」の香典袋を使用します。


また、不祝儀袋(香典袋)の水引きの本数は「5本」です。


詳しくはこちら→  「香典のマナー」


 


◇◇◇服装◇◇◇


四十九日での喪主の服装は正喪服、遺族は正喪服もしくは準喪服を着用します。


一般の参列者の皆様も喪服が基本ですが、正喪服である必要はありません。

所謂「準喪服」を着用してください


男性は、シングルかダブルのブラックスーツ、女性は黒のワンピースかアンサンブルが一般的です。


ネクタイ、靴下やストッキング、靴や鞄を黒で統一しましょう。

スーツのワイシャツは白いものを着用します。


 


◇◇◇場所◇◇◇


葬儀の案内状に従って弔問に伺ってください。


セレモニーホール

ホテル

自宅

お寺


で行われるのが一般的です。



当日の流れ、案内状の手配などといった事前の準備について相談できるのも嬉しいですね。


「ベルホール」では、最大50人ほどの法要でもご利用いただけるスペースがあり、案内状やお食事のお手配も熟練のスタッフがご対応致します。

お気軽にご相談くださいませ。


ご相談はこちら


気をつけること

・法要の案内状が届いたら、なるべく早く出欠の可否の連絡をしましょう。


もし出席ができない場合は、お香典かお供え物を送り、お詫びの手紙も添えて欠席の旨を伝えましょう。


・身だしなみに気をつけましょう。


派手な髪型は避け、色が明るすぎる場合や奇抜な色の場合はスプレーで色を抑えるなどしましょう。

髪飾りは黒や茶色のシンプルなものであればつけても問題ありません。また、お化粧はナチュラルメイクで、香水は強くつけないようにしてください。


・アクセサリーで目立つもの、華美なものは控えましょう。


身に着けるのが許されているのは結婚指輪やパールなどです。また、腕時計もシンプルで地味なものにしましょう。


・お供えの花は赤と黒は避けて贈りましょう。


宗派ごとのマナーがありますが、基本的に「赤」と「黒」のお花は避け白か淡い色の花を選びましょう。

また、棘のあるお花などもタブーとされています。


お供物は傷みやすい食べ物や、肉や魚は避けて贈りましょう。


仏壇前に供えますので、冷凍や冷蔵の必要なものや日持ちのしないものはご遺族のご迷惑になってしまう場合もありますので避けると良いでしょう。


また、肉や魚は多くの宗教でタブーとされていますので、故人の好物でもお供物にするのはやめておきましょう。


おわりに

四十九日法要はお通夜やお葬式、告別式などに比べれば、そこまで堅苦しく考える必要はありません。


しかしまだまだ、故人を想う人たちの心の傷は深い時期でもあります。


法要に参列する際には、しっかりと故人様が極楽浄土へ行けるように祈りつつ、基本的なマナーをおさえて遺された他の方々に失礼の無い振る舞いを心掛けてくださいね。


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