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弔電のマナー 〜仕組みや書き方〜|ベルホール

2022/09/22
ご参列者様


はじめに

仕事や体調の都合、遠方に住んでいるなどのやむを得ない理由で、訃報を受けてもお通夜やお葬式に参列できないこともあります。


近年ではコロナの影響などで親族以外の弔問客をお断りしている場合もありますね。


しかし欠席の際には必ず「香典、弔電、供花」のどれかをお送りして弔意を伝えるのがマナーです


ここでは弔電のマナーや書き方などを紹介します。


まず、弔電とはお悔やみを伝えるための電報のことです。


電話やメール、LINEなどのSNSの発達と普及により、昨今の普段の生活では電報はあまり馴染みがなくなっていますが、冠婚葬祭では現在でも根強く利用されています。


近年では線香付きの台紙や供花、香典を一緒に送れるものもあります。

会社によって違うので、状況に応じて決めると良いでしょう。


確認すべきこと

基本マナーは後述しますが、弔電を送る際にまず先方に確認しなくてはならないことをご説明します。



◇◇ポイント◇◇


・必ずフルネームで確認しましょう。

・特に漢字に間違いがないように気をつけましょう。

・喪主様が知人ではない場合にも、宛名は必ず喪主様のお名前で送ります。

・知人の方(訃報を知らせてくれた方など)に弔電をお送りしたい場合は、「〇〇 (喪主のフルネーム)様方〇〇(弔電を渡したい知人のフルネーム)様」と記入します。


弔電の基本マナー

・通夜、葬儀(告別式)までに間に合うように手配をしましょう。


できるだけ早くお送りすることで、お悔やみの気持ちをより表すことができます。ただし、開始時間より早すぎると斎場で預かってもらえないことや、ご遺族の不在で届かないこともありますのできちんと開始時刻の確認を行ってから申し込みましょう。


・忌み言葉の使用を避けるなど言葉遣いには気をつけましょう。


弔辞においては、不幸が重なることをイメージさせる重ね言葉「度々、またまた、重ね重ね、再び…」などが特に気をつけなくてはいけない忌み言葉になります。


また、宗派によって失礼になる表現もありますので後述する文例などを参考にしてみてください。


※忌み言葉とは…特定の職業や場面、又は信仰上の理由で使用を避けるべき言葉。 不吉なことを連想させる言葉がこれにあたります。


・喪家が弔電を辞退している(訃報に辞退の旨の記載がある)場合は、それに従って送らないようにしましょう。


弔意を示したいお気持ちはわかりますが、辞退している遺族の方へ弔電を送ることはマナー違反ですので注意してください。


敬称や宛名、差出人の書き方

【宛名】


一般的には通夜、葬儀、告別式が行われる場所(斎場や喪家)に喪主様宛に送ります。

社葬など会社などが主催する場合は、部署の代表者、主催者宛になります。


【差出人】



  • ・個人

  • ・友人や同僚などの連名

  • ・会社等の団体名、部署名と代表者名


◇◇ポイント◇◇ 


①差出人の名前や所属(肩書き)などはふりがなを記載してあげると親切です。



  • 斎場などの司会者の方が読み上げる際に間違わないためです。

    例:〇〇 〇〇(〇〇大学 〇〇年卒 学友)


②住所や連絡先なども記載しておくと良いでしょう。



  • 喪主様やご遺族の方がお礼状や香典返しを送る際に確認の手間が省けます。


③団体や会社など4名以上で出す場合は、代表者名をしっかり確認しましょう。



  • 3名までの連名と違い、この時に全員分の情報を書くことはできないので、代表者の氏名、住所、連絡先を記入しましょう。

  • 例:〇〇株式会社 〇〇部一同

      〇〇株式会社 ○年入社同期一同

      〇〇大学 〇〇サークル一同    など


【敬称】



◇◇ポイント◇◇


喪主様との関係性(続柄)での敬称になるので、事前の確認を忘れずに行いましょう。


弔電の文例

弔電の文章は、故人様との親密度や関係性によって書き分けるのをおすすめします。(個人的なエピソードの有無など)


また、宗派によって使用を避けるべき単語や表現がありますので注意してください。


例えば仏教は「浄土」なので「天国」とは表現しませんし、葬儀は浄土に故人を送り出すための儀式ですので、「浮かばれない」などの表現は避けなくてはなりません。


そしてキリスト教の葬儀は神様への礼拝の儀式であるため、仏教では一般的によく使用される「冥福を祈る」といった表現はできません。


神道やキリスト教においては、その他にも「成仏」「合掌」「供養」などの使用も避けてください。


【故人が親族や友人の場合】



【故人が職場関係などの場合】



【故人がキリスト教の場合】



◇◇ポイント◇◇


⑴忌み言葉を避ける



  • 不幸が続くイメージを持たれる重ね言葉などは使わないでください。

    例:重ね重ね、またまた、ますます、重々、繰り返す


⑵忌数字を使用しない



  • 例:3、4、9など(その他不吉とされる数字)


⑶直接的な「死」の表現を避ける



  • 例:死亡、死ぬ


⑷故人と親しかった場合はエピソードを含む文章にする



  • お人柄についてふれたり、思い出を書くことでより一層哀悼の意を示すことができます。


⑸故人が会社関係者(上司や取引先)などで、連名で送る場合はシンプルな追悼の文章にする



  • 連名の際は故人的な想いのメッセージではなく簡潔な追悼の文章にしたほうが良いでしょう。


⑹最後に喪主様(ご遺族の方々)を労る一文を入れる



  • 必須ではありませんが、この気遣いのメッセージがあるとより良い弔電になります。

    例:「ご遺族の皆様、お力落としのことと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。」など


弔電の相場

一般的には、3,000~5,000円が弔電の相場と言われています。


電報に記載する文字数や台紙の種類、供花や線香付きなどのオプションによって金額は異なります。


故人様やご遺族の方々との関係性などで決めると良いでしょう。


また、仕事関係の相手に弔電を送る際は、3,000円を目安に華美すぎず安すぎない台紙のものを選びます。


個人で送る場合は、香典として渡す金額に見合うものがよいでしょう。

香典が5,000円であれば2,000~3,000円程度の台紙になります。


弔電を受け取ったら(喪主)

本来はお相手方に直接出向きお礼を伝えるのが礼儀とされていましたが、近年ではお礼状やお礼の品物(返礼品)をお送りするのが一般的な方法になりました。


弔電を送ってくださったお相手へのお礼の仕方は以下の方法になります。



詳しいマナーやお礼状の文例などはこちらにまとめてありますので、ぜひご参考にしてください。


おわりに

急な訃報でも慌てずに、しっかりと心のこもった弔電を送ってください。


弔電のメッセージを受け取った遺族の方はもちろん、故人のことを想いながらお悔やみの言葉を考えるのは、きっとあなたの悲しみも少しだけ癒すことができるはずです。


 


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