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お葬式の基本知識 |ベルホール

2022/04/12
喪主/ご遺族様


お通夜、告別式、葬儀のそれぞれのちがい

この三つはそれぞれ混乱される方も多いので、簡単にご説明します。


〜お通夜〜


お通夜(本通夜)は、故人を葬る前に親類や知人が集まり故人とともに終夜過ごす儀式のことを言います。

一般的には亡くなった翌日、葬儀や告別式の前夜に2~3時間かけて行われます。どちらかというと、生前特に親しかった人々が故人を偲ぶためのものです。


この時、悪い霊が入ってこないように線香と蝋燭の火を夜通し絶やさないように見守る習わしから「通夜」と呼ばれるようになりました。

(最近は夜のうちに終わる半通夜が一般的です)


また、通夜には亡くなった当日の夜に遺族だけで行う「仮通夜」というものもあります。

こちらは故人を見守るために遺族(近しい親族)が集まることなので、特別何かやらなくてはいけないことはありませんし、服装も喪服である必要はなく、派手な色や装飾のものを避ければ大丈夫です。

※一般の弔問客を迎えるのは「本通夜」


〜告別式〜


告別式は、知人・友人、会社関係者などが集まり、最期のお別れをするための儀式です。

親族や会葬者のお焼香や献花がそれに当たります。


出棺前の最後の儀式ですので、遅刻しないよう参列者は少し早めに式場に着くようにしましょう。


お通夜と違う点として、親しさの度合いは関係なく誰でも出席できることが挙げられます。

しかし、火葬場へ行くのは親しかった人のみです。


昔は自宅で通夜を行い、出棺して寺院や墓地までの道に葬列を組む習わしがありました。

それが時代とともに合理化、簡素化、無宗教化が進み、今の告別式の形になっていったのです。


〜葬儀〜


葬儀と告別式は、大きいカテゴリーだと同じような意味を持つため混同して使われがちですが、厳密には違います。

告別式が社会的なお別れの儀式なのに対して、葬儀は宗教的な儀礼儀式です。


一般的にお通夜の翌日の昼間に行われ、お焼香の前の僧侶の読経、引導作法、戒名授与などがそれに当たります。


最近では、読経中にお焼香をすることが増えたため、葬儀と告別式が混同されています。


お葬式の形は日々、時代とともに変化し多様化しています。

近年では葬儀と告別式が一緒に執り行われるなど、その境界線が曖昧になっており、「お葬式」が告別式と葬儀のことをまとめて指していることも多くなりました。


どちらに参列するべき?

通夜は本来、近親者のみが集まって執り行うものでした。

そのため、一般の参列者は葬儀か告別式への参加が通常でした。


しかし、近年は友人や知人の参列が多い傾向にありますし、会社関係者などは通夜のみの参列がマナーとする動きもあります。


結果、「どちらに参列しても良い」という風潮です。

いずれに参列するにせよ、故人を偲ぶ気持ちが大切ですので都合がつく方に出席すれば大丈夫です。


お葬式の案内にどちらに参列して欲しいか記載している場合に関しては、急用や特別な理由がない限りにはその案内に従って参列しましょう。

親族や、故人と親しい関係にあった方々は二日間どちらにも参列するのが望ましいです。


また、本来香典は葬儀か告別式で渡すものなのですが、通夜にも参列する方はその時にお渡しして問題ありません。


参列できない時は?

仕事や体調の都合、近年ではコロナなどのやむを得ない理由で、訃報を受けても通夜やお葬式に出席できないこともあります。

お葬式の案内をもらったにも関わらず欠席することがわかったら、できるだけ早く喪家に連絡を入れましょう。


喪家は通夜やお葬式の準備に追われていますので、できれば電話で簡潔に欠席の旨とお悔やみを伝えてください。

この時、長電話はしてはいけません。また、忌み言葉の使用を避けるなど言葉遣いには気をつけてください。


※忌み言葉とは…特定の職業や場面、又は信仰上の理由で使用を避けるべき言葉。不吉なことを連想させる言葉がこれにあたります。

弔辞においては、不幸が重なることをイメージさせる重ね言葉「度々、またまた、重ね重ね、再び…」などが特に気をつけなくてはいけない忌み言葉になります。


参列できない場合は必ず「香典、弔電、供花」のどれかをお送りして弔意を伝えるのがマナーです。

基本的には香典、供花(供物)をお送りする場合でも、弔電を一緒に送ることがマナーとされています。


また、結婚式などの慶事で参列できない場合は、マナー違反になるのでそのことは伏せておきましょう。

弔事は故人との最後のお別れの場になりますので、本来は慶事より優先しなくてはなりません。


⑴弔電(お悔やみの電報)


通夜までに間に合うように弔電の手配をしましょう。

できるだけ早くお送りすることで、お悔やみの気持ちをより表すことができます。

近年では線香や供花、香典を一緒に送れるものもあります。(会社によって違うので、状況に応じて決めると良いでしょう。)

弔電のマナーについてはこちらで詳しく説明しています


⑵香典を送る、渡す


郵送する場合…郵便局で現金書留で送ることができます。

窓口で香典であることを伝えれば、専用の封筒(有料)を用意してくれますのでそれで送りましょう。

その際、お悔やみと参列できないお詫びを手紙に書いて添えることをお勧めします。


参列する人に預ける/代理人から渡してもらう場合…友人や知人が参列するのであればその方に渡してもらうと良いでしょう。

また、代理人をたてる事もできます。

この場合は、会社関係者のお葬式であれば同僚や部下に頼むのが一般的です。

代理人が故人とゆかりがなくてもマナー違反ではありませんので安心してください。

併せて弔電を送るとより丁寧です。


後日弔問の際に渡す場合…郵送や代わりの人に預けるのも難しい時、または喪家(ご遺族)に直接お悔やみを述べたい時は、後日弔問に伺って香典をお渡しすると良いでしょう。

その際は、お葬式後の慌ただしい時期を避け、三〜四十九日の間にお伺いするのが一般的です。

こちらも併せて弔電を送ってからの訪問が好ましいです。


⑶供花を送る


お葬式の祭壇に飾る花をお送りして弔意を表す事もできます。香典を辞退する喪家もありますが、その際に香典代わりに供花を送るのは一般的です。

また、企業や会社関係者などが連名で送ることも多いです。


通夜であれば当日午前中、告別式/葬儀であれば前日までに届くように手配しましょう。

ただ、こちらは祭場や祭壇のスペースの問題などもあるため、事前にご遺族(喪家)に確認を取るのが好ましいです。


→供花のご注文はこちらから


香典の相場は?

親族1〜10万円、知人や友人3千円〜1万円、会社関係者5千円~1万円が相場の目安です。

これは関係性や年齢によっては少し変わるので、香典のマナーについてはこちらに詳しく載せておきます。


さいごに

ご遺族をはじめ、故人と所縁のある方たちは皆さん故人の逝去を悼んでいらっしゃいます。

参列の場合はもちろん、欠席の場合も、その方達の想いやお別れの場を大切にした振る舞いを心がけましょう。


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