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お墓の用意って何をしたら良いの?〜購入や納骨方法について〜

2023/01/14
喪主/ご遺族様


はじめに

葬儀後、四十九日までに用意しなくてはいけないものは、お墓と仏壇、本位牌です。


その中でも特にお墓の準備は馴染みがなく、価格・費用に関してもわからないことも多いことでしょう。


しかし、多くの人にとって、お墓の購入は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。そのため、お墓の選び方や価格形態をよく知って、後悔しないお墓選びをしなくてはいけません。


この記事では、お墓の準備をする時期やポイント、相場の金額についてもご説明していきますので、ぜひご参考になさってください。




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新たにお墓を購入する場合

まず、なぜお墓の準備を四十九日までにしなくてはいけないかと言うと、一般的に、四十九日法要の後に納骨とお墓参りを行うためです。


しかし、準備が間に合わないようであれば、納骨式のみ一周忌、もしくは三周忌に行うと良いでしょう。


では次に、現在お墓がなく、新たに購入したい場合の納骨までの流れをご紹介します。



  • ⑴お墓を発注する

  • 新たに建てる場合は1~3か月程度かかりますので、四十九日法要に間に合わない可能性も考え、早めに準備に取り掛かってください。

  • 葬儀社か霊園と提携している石材店、またはお近くの石材店で墓石を選んで見積もりをとり、発注しましょう。

  •  

  • ⑵墓地の種類(納骨先)を決める

  • ・寺院墓地

  • ・霊園(公営、民営)

  •  

  • ⑶「埋葬許可証」、「墓地使用許可証」を用意する

  • 死亡届が受理された後に役所から受け取る埋火葬許可証は、火葬後に火葬場の担当の署名を入れ、埋葬許可証となります。また、墓地の管理者に墓地使用許可証を発行してもらいましょう。

  •  

  • ⑷彫刻を依頼する

  • 墓石、墓地が決まったら、故人の名前などの彫刻をお願いしてください。

  •  

  • ⑸納骨法要を依頼する

  • 菩提寺と納骨法要のスケジュールを決めましょう。

  •  

  • ⑹石材店に納骨式の準備を依頼する

  • 納骨時には石を移動しなくてはいけないので、納骨日が決まったら、石材店か担当する霊園に連絡しましょう。(自力でできるタイプの墓石もあります)

  •  

  • ⑺納骨法要当日の準備

  • 参列者への日程の連絡や、供物と引き出物、会食場所の手配をしましょう。


前述したように、四十九日法要の後に納骨とお墓参りを行うのが一般的です。当日の流れについてはこちらのコラムにまとめてありますので、ぜひご覧ください。




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お墓にかかる費用

【相場の金額】



  • 総額で100万~350万円程度ですが、墓地の場所や面積、石材の種類、墓石のデザインなどで金額が上下します。

  • 特に墓地代(永代使用料)は、お墓を建てる立地によって値段が大きく変わります。


【お墓を建てる費用の内訳】



  • ・墓石代…60~200万

  • ・墓地代(永代使用料)…50~80万

  • ・墓地管理代…5千円~2万円/年

  • ※墓石代には、文字の彫刻や工事などの金額込みのものがが多いですが、石材屋によっては別料金のプランもあります。

  • また、墓石だけでなく、追加で付属品(灯籠、墓標など)の費用もかかります。


【購入時に検討すべきこと】



  • ・墓石のタイプ

  • ・墓地、墓園の種類

  • ・交通アクセスなどの利便性

  • ・お墓の継承者(管理する人)

  • 購入時は主にこの4つに重点を置いて検討すると良いでしょう。



【お墓を建てた後にかかる費用】



  • ・納骨代

  • ・入檀代

  • ・法要のお布施

  • これらはそれぞれ3~5万円が相場だと考えて良いでしょう。


後から後悔しないためにも、ご遺族でしっかりと話し合ってお墓を選んでくださいね。


既にお墓がある場合

お墓がない場合の⑴と⑵までを省いた手順で四十九日法要、納骨法要の準備をしましょう。


また、葬儀を機に永代供養墓にしたり、お墓の引っ越しを行う場合は、事前にその旨を菩提寺に伝えて必要な手続きを確認しましょう。


既存の墓石に彫刻する際は、2~5万円程度かかります。


墓石を建てない場合

次に、予算などのご都合で墓石を建てずに納骨したい場合の選択肢をご紹介します。



  • ・納骨堂

  • ・樹木葬

  • と言った、墓石を建てない比較的予算が抑えられる方法もあります。


納骨堂とは、一般的にロッカー型の納骨スペースに遺骨を収蔵する施設です。


納骨堂を選ぶメリットとしては、費用が抑えられること、屋内にあること、個人や家族ごとで契約できることが挙げられます。

しかし、墓石を建てることと違い、殆どの納骨堂ではスペースの使用期限が設けられていますので、期限後は、納骨スペースを返還し、遺骨を合祀墓に移す必要があります。


また、前述したメリットと併せて、アクセスが良い場所にあることが多いのでお参りのメリットはありますが、納骨堂によっては線香やお供物を禁止していたり、色々と規則が厳しいところもありますので、契約前にしっかりと確認しましょう。


また、樹木葬は、墓石ではなく樹木を植えて、それを墓標とするお墓のことです。


納骨堂と同じく、費用が抑えられるかわりに使用期限が決められている場合が多く、期限後は合祀墓に移されます。合祀墓に移された後に遺骨を取り出すことはできないと言ったデメリットもありますが、近年、自然葬の一種としてメディアで注目を集めています。

また、樹木葬はやり方が様々で、樹木だけでなく花などを植えて庭園のようにしたり、里山全体を墓地として樹木葬を行なうこともあります。


納骨堂と樹木葬は50~100万程度が相場の金額と考えてください。


また、この二つの他に、あまり一般的ではありませんが、山や海などに遺骨を撒く「散骨」という方法もあります。しかしこれは、勝手にどこでも散骨して良いわけではなく、細かい決まりがあるので必ず業者にお願いするようにしましょう。


まとめ

今回ご紹介したように、供養の方法もお墓種類や埋葬のスタイルも多様化しています。


選択肢はたくさんありますので、「こうしなくては!」と考えるのではなく、この記事の内容を参考にしていただき、ご予算などと照らし合わせて自分にあったお墓選びをなさってください。


また、通夜や葬儀が終わった後は、少しだけご遺族がほっと一息つく時間が欲しくなる頃かと思いますが、実際にはやらなくてはいけないことや手続きに追われてしまいますね。


心身ともにかなりの負担がかかっていますので、葬儀社やプロのスタッフに相談したり、任せられるところはプロに任せて無理をしないようにお身体にお気をつけください。




葬儀のことや、お墓に関することまで「ベルホール」ではプロが一貫して対応させていただきます!


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