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終活って何をするの?〜準備の仕方や時期について〜

2023/01/31
喪主/ご遺族様


はじめに

「終活(しゅうかつ)」は近年多くのメディアで取り上げられています。


この活動に注目が集まった背景には、日本の超高齢化の加速や不景気によって、以前よりご自身の老後に不安を感じる方が増えたことがあげられています。


ご家族、子供や孫に迷惑をかけたくないとお考えの方も多く、弊社でも、ご自身の死後についてのご相談もたくさんいただいています。


しかし、「就活」はそういった死のネガティブなイメージだけでなく、ご自身が不安のない豊かな老後、充実した余生を過ごすためのものでもあるのです。


このコラムでは、その意味や、一体どんなことをするのか、そして終活をやっておくメリットなどを詳しくご紹介していきます。


ぜひご参考になさってください。


また、すでに就活についてもうご存知で、「もしもの時のことをプロに相談したい」とお考えでしたら、ぜひベルホールにご相談ください。


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終活とは

「終活」とは「人生の最期を迎えるにあたっての活動」のことです。


具体的には、ご自身の入院や介護などについて決めたり、財産整理や遺言書の用意、相続の準備、葬儀やお墓など死後のための手続きを行います。


現代では核家族が増えたことや、地域との関わりが希薄になったなど、様々な理由から老後や死後のことを周囲に任せることが難しくなりました。


そのため、老後に向けて身の回りの整理をしておくことで、家族や親族間のトラブルを避け、ご自身の大切な人たちの負担を減らすことができます


また、自分のこれまでの人生を振り返ることで、過去と今を見つめ直し、これからをより良く生きるために自分の心の整理をすることもできるのです。


そのため、終活をする時期は明確に決まっていません


病気が見つかった時や退職などの人生の節目のタイミングだけでなく、なんとなく興味を持った時でも、いつでも始めて良いのです。


決めなくてはいけないことや、ご自身の詳しい個人情報なども必要になりますので、体力に余裕があり、気力や判断力が衰えていない状態で始められるのが理想です。


終活のメリット

終活のメリットは、大きく分けて3つあります。



①家族や遺された人の負担やトラブルを減らせる



  • →自分の老後や死後の希望が家族に伝わっていなかったり、不明点などが多いと、遺されたご家族は決めるべきことが多く、手続きなどに多くの時間と手間をかけなくてはなりません。

  • また、それがきっかけで親族間のトラブルにもなりかねません。

  • ある程度の身の回りの手続きや、希望を記したエンディングノート、遺言書などを用意しておくことで負担やトラブルを軽減できるのです。


②これからをより良く生きるために、自分の心の整理をすることができる



  • →資産や私物、情報の整理をすることが終活の目的の大部分ですが、その工程の中で今までの人生を振り返り、自分自身の心の整理ができたという意見が多く上がっています。

  • それが、普段なんとなく抱えている「死」や「老い」の不安を解消することにつながるのです。

  • 自分の未来をポジティブに捉えて明るく過ごすためのよい指針になります。


③自分の希望や想いをきちんと伝えることができる



  • →万が一のために、自分の理想とする老後や介護、延命治療のこと、さらには葬儀など死後の事の希望を伝えることができます。

  • もちろん、ご家族の経済状況など様々な理由で、その通りになるかはわかりませんが、ある程度ご自身の要望に沿って手続きをしてくれるはずです。

  • また、ご家族など大切に思う人たちに感謝の気持ちや普段本人に伝えられていない事を書き残しておくこともできます。


これらのメリットを活かすためには、まず終活の基礎知識を身につけておくことが必要です。


多くの選択をしなくてはいけないので、しっかりと準備していきましょう。


やることリスト


①エンディングノートの用意


エンディングノートには、基本的な個人情報から、万が一の時の自身の希望や、死後のことなど多岐にわたって書いておくことが可能です。


注意してほしいのは「法的効力がない」ことです。遺言書も必ず用意してください。


ー エンディングノートに書くことの基本例



  • ・自分の基本的な情報

  • ・家族についての情報

  • ・友人や近所の方、仕事関係の方の情報

  • ・公的な重要情報

  • ・手続きに必要なものの保管場所の情報

  • ・介護や入院などの医療に関する情報

  • ・葬儀、墓についての情報

  • ・ペットの情報

  • ・家族や親しい人たちへのメッセージ   など。


詳しくは「エンディングノートとは」のコラムでまとめてあります。




②財産の確認と整理


まずは自身の財産にはどんなものがあるか把握する必要があります。


所有している財産だけでなく、ローンや借金なども忘れずにチェックしてください。生命保険以外の年金などの情報もまとめて確認しましょう。


ー 確認する財産の基本例



  • ・預貯金

  • ・デジタル資産

  • ・投資信託(株など)

  • ・所有する土地や不動産

  • ・金融資産や金庫の現金

  • ・貴金属や宝石類の高価な品

  • ・有価証券

  • ・保証債務や借金、ローン

  • ・加入している生命保険    など。


ここで財産の把握の次に重要になることが、断捨離です。


例えば、使用していない不要なクレジットカードやポイントカード、口座などもまとめて解約しておくと良いでしょう。


何かあったときの手続き少しでも減らす意識が大切です。


また、特に注意すべきものは「デジタル資産」です。


普段から使用するSuicaなどの電子マネーやPayPayなどのQRコード決済から、ネット銀行やネット証券、ネット信託や暗号資産まで、デジタル化された様々なサービスを使用しているはずです。


しかし、見落としがちな財産ですのでしっかりと把握しておく必要があります。




③遺言書の用意(相続について)


エンディングノートは何歳でも自由にかけますが、遺言書の作成は民法で定められた法律行為のため、15歳以上で意思能力があることが作成の条件です。


自筆の遺言書でも構いませんが、規定を満たしていないと無効になることもあります。


そのため、法律の専門家(弁護士、司法書士、行政書士)に遺言書を作成する際の注意点やアドバイスをもらい、「公正証書遺言」または「秘密証書遺言」を用意することをお勧めします。


また、この遺言書の保管機関や担当者、連絡先などはエンディングノートに記載しておくといいでしょう。


ー 遺言書に書くことの例



  • ・自身の財産の分け方(配分)

  • ・相続人の名前

  • ・相続分をどうして欲しいのか  など。


財産贈与、相続において注意しなくてはいけないことは「相続税は相続人が支払う」ということです。そのため、相続人が税の支払いで困らないよう納税資金を用意しておくといいでしょう。


相続に関することは「相続のススメ」にまとめてありますので、興味があればぜひ読んでみてください。


まとめ

このコラムでご紹介したとおり、一言で「終活」と言っても、思ったよりもやることはたくさんあります。


体力に余裕があり、気力や判断力が衰えていない状態で始められるのが理想ですね。


でも、いざ自分1人でやるのは難しそうと感じる方や、忙しい日々に追われて後回しにしてしまいそうな方も多いと思います。


そんな時はぜひ、プロに相談することをオススメします。


葬儀や相続のこと、就活に関することをプロの相談員があなたの疑問や不安を一緒に解決しますので、安心してご相談ください。


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