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後飾りってなに? 〜設置の仕方やタイミングについて〜

2022/12/23
喪主/ご遺族様


後飾りとは

葬儀の際に祭壇が使用されることはご存知の方が多いかと思います。


しかし、そういった祭壇は通夜やお葬式の時にだけ使用するのではありません。


葬儀と火葬を終えた後~四十九日までの間、ご遺族の家に遺骨を祀るための祭壇を用意します。


これが後飾りです。


後飾りは、後飾り祭壇、中陰壇や後壇、自宅飾りなど、お住まいの地域によっても呼び名が変わります。特に、関西方面では多くの人が「中陰壇」と呼ぶようです。


また、神式では仮霊舎(かりみたまや)と呼びます。


故人が成仏する忌明けまでの期間はこの後飾りで弔いますが、後飾り祭壇は葬儀の時に使用したような大きな祭壇である必要はないので、小さくて大丈夫です。


祭壇は仏式であれば2段~3段で、材質は白木が一般的です。そのほかの材質の木でも問題ありませんが、その場合は白い布を上からかけます。


神式では正式には白木で作られた八足の祭壇を使用しますが、仏式と同じものを使用する場合もあります。


後飾りを設置する

ー設置のタイミングー


火葬場から自宅に戻ってすぐ設置しましょう。


葬儀会社に葬儀を依頼した場合は、基本的に「後飾り」の設置をお願いすることができます。


これは会社によって有料かプラン内に含まれるか変わってきますので、契約内容を確認すると良いでしょう。




ー設置する場所ー



  • ・仏壇があれば、その前か傍ら

  • ・部屋の北側か西側(直射日光が当たらない場所にしましょう)




ー必要なものー


【仏式】



  • ・白木の後飾り祭壇

  • ・遺影、写真立て

  • ・遺骨

  • ・白木位牌(仮位牌)

  • ・香炉、線香立て、線香

  • ・ろうそく、ろうそく立て

  • ・供花(生花)、花瓶

  • ・鈴、鈴棒

  • ・焼香台

  • ・茶器

  • ・仏飯器


【神式】



  • ・白木の後飾り祭壇

  • ・遺影、写真立て

  • ・遺骨

  • ・霊璽 (※仏式でいう白木位牌)

  • ・香炉、線香立て、線香

  • ・榊、榊立

  • ・ろうそく、ろうそく立て

  • ・三方

  • ・徳利

  • ・水器(水玉)

  • ・皿

  • ・玉串

  • ・お供物


【キリスト式】



  • ・小さいテーブル

  • ・白い布

  • ・遺影、写真立て

  • ・遺骨

  • ・十字架

  • ・聖書

  • ・供花(生花)、花瓶

  • ・ろうそく、ろうそく立て

  • ・お皿にのせたパン


飾り方と配置

【仏式】



  • 上段…遺影、写真立て、遺骨

  • 中段…白木位牌(仮位牌)

  • 下段…その他


【神式】



  • 上段…遺影、写真立て、遺骨

  • 中段…霊璽、榊(榊立て)

  • 下段…その他


【キリスト式】



  • 上段…十字架

  • 中段…遺影、写真立て、遺骨

  • 下段…その他


 


ーポイントー



  • ・ろうそくが禁止された賃貸マンションなどであれば電子式でOKです。

  • ・お供物は特に厳格な決まりはありませんが、肉や魚などはNGです。

  • ・供花(生花)は菊など色の淡い仏花が一般的ですが、故人の好きな花を飾ってもOKです。

  • ・祭壇の場所は、神棚の下と水回りは避けましょう。

  • ・キリスト式では特に決まりはありませんので自由に飾ってOKです。


後飾りを片付ける

ー片付けのタイミングー



  • 仏式であれば、四十九日の法要が終わったら片付けましょう。

  • 神式の場合は、五十日祭が終わった後です。

  • キリスト式は埋葬の日までです。


ー処分方法ー



  • 後飾り祭壇は今後の法事でも使用することができるので、保管しておく場合もありますし、葬儀社に用意してもらったものであれば返却や処分をお願いする場合もあります。

  • 個人で処分する場合は、地域が指定するゴミの処分方法に従ってください。


まとめ

今回のコラムでは後飾りについてご説明しましたが、近年では、葬儀当日に初七日や四十九日の儀式も一緒にやってしまうことも多く、後飾り自体が目にすることも少なくなってきています。


こういったしきたりは時代によって変化していくものですので、「絶対にこうしなくては!」と固く考える必要はありませんので安心してくださいね。


できる範囲で、無理なく故人様の冥福を祈って忌中を過ごしてください。


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