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法要の会食「お斎」のマナー 〜お斎に招かれたら?〜

2023/09/16
喪主/ご遺族様


はじめに

「お斎(おとき)」は、日本の伝統的な法事などで行われる会食のことを指します。


こういった法事の会食は、故人の供養や宗教上の意味だけでなく、家族や親族の団結や自身の心の整理のためにも、重要な儀式の一つです。


そして、お斎は、会食の中でも特に参加者の礼儀やマナーが重んじられます。


そこため、このコラムでは法要の会食におけるマナーについて詳しく解説し、お斎の意味や歴史にもふれていきます。


お斎に参加する予定のある方はぜひご一読ください。


お斎とは

法要の会食、通称「お斎(おとき)」とは、法事の後に行われる食事会のことです。


おときは、御斎(おとき)、お清め、おとぎ、などとも呼ばれます。


お斎は、遺族や参列者の方々の心身を清め、参列者の方々と故人を偲び、別れを惜しむための仏事に欠かせない大切な儀式です


なぜ、お斎が故人や先祖への供養になるかというと、そもそも「法要」とは、故人が無事に成仏し、より良い世界に転生できることを願って行う儀式です。


仏教の考えでは、残された人々が現世で善い行いをすることや、お供物をしたり、故人のために祈ることが供養につながるとされており、お斎をすることもそのひとつなのです。


また、施主が参列者の方や僧侶に感謝を伝える意味合いもありますので、基本的に費用(御斎料)は施主が支払います


お斎は、法要後の食事会の総称なので、法事ごとで振る舞われる全ての食事のことをさしますが、地域によっては、葬儀の朝に故人と一緒にとる最後の食事を指すところもありますし、「出立ちの膳」と言って出棺前に振舞う食事をのことをお斎というところもあります。


お斎の種類でよく知られている、「精進落とし」と「通夜振る舞い」がお斎に含まれます


本来、精進料理から通常の食事に戻すことを「精進落とし」と言いましたが、現代は一般的に葬儀や火葬の後で用意されるお食事会のことをそう呼びます。


精進落としは、四十九日の喪明けに遺族や親族、僧侶を招いて供養するお斎のことで、忌中払いと呼ぶ地域もあります。


また、現代では親族を頻繁に集めるのが難しく、葬儀後の初七日法要と精進落としを一緒にやる人も多くなりました。


関東地方では、お通夜やお葬式の後のお斎を「お清め」と呼ぶことも多いようです。


これらは、お通夜と、お葬式などのあとに行われます。


お斎のメニューは、地域や宗派によって異なりますが、一般的には、精進料理が振舞われます


精進料理は、仏教の戒律に基づき肉や魚などの動物性食品を一切使用しない、故人や遺族の方々にも心身を清めるための料理です。


しかし最近では、あまり精進料理にこだわらず、故人や参列者の好みの食事にする場合もあります。


お斎の歴史

日本のお斎の歴史は、古代にまで遡ります。


古代日本では、祭祀の際に、穢れを祓うために沐浴を行い、清浄な身で神々に仕えていました。


この儀式は、葬儀や法事などの際にも行われるようになり、お斎の原型となったと考えられています。


また、仏教が伝来した平安時代以降、仏教の戒律に基づいた精進料理が、お斎の際に振舞われるようになりました。


もともと、この「お斎」と言う言葉は、仏教の「斎食(さいしょく)」からきた言葉ですが、現代は法要後に振る舞われる食事のことをそう呼ぶようになりました。


「斎」という字には、神仏を祀る前に身心を清めるために食事を控えるという意味があったのです。これは主に僧侶の食事をのことを指しました。


そして江戸時代になると、葬儀や法事の際にはお斎が必ず行われるようになり、この頃から、故人を偲び、遺族や参列者の方々が心身を清め、休めるための大切な儀式として、定着していきました。


お斎に招かれたら


  • ・お斎に招待されたら早めに返事をしましょう

  • 招待状を受け取ったら、速やかに返事を出すようにしましょう。

  • 欠席する場合でも、感謝の気持ちを伝える手紙や連絡を送ることが一般的です。

  • また、「精進落とし」や「通夜振る舞い」の御斎に招かれた場合は、特別な事情がない限り、できるだけ出席してください。これらは長居は禁物です。

  • ※葬儀やお通夜当日のお斎以外は、故人の供養になるので、特別な事情がない場合は途中で帰らずに最後まで参加してください。

  •  

  • ・香典(御仏前)を用意しましょう

  • 御仏前は一万円が相場の金額です。

  • 施主は食事のお斎料と引き出物で一万円程度かけるのが一般的なため、参加者も1人1万円程度と考えておけば大丈夫です。

  • また、香典と別に食事代として、お金を用意する必要はありませんが、もし気になるようでしたら、香典に5千円ほど多めに包むと良いでしょう。

  • また、御仏前はきちんと袱紗(ふくさ)に包んで持参してください。

  • 香典についてはこちらで詳しく解説しています。

  • 「香典のマナー」

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  • ・主催者(遺族)へ感謝を伝えましょう

  • 故人だけでなく、主催者(遺族)に対しても、感謝の言葉を伝えることで、お返しの気持ちを示すことが大切です。

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  • ・敬意をもって参加しましょう

  • 故人やその家族に対して敬意をもって接することで、尊重と共感を示すことが大切です。

  • 大切な家族の思い出や絆を再確認する機会として、感謝の気持ちを込めて過ごすことが大切です。


次の項目で気をつけるべきマナーについて解説していきます。


お斎のマナー

お斎は、故人との別れを惜しみ、故人を偲び、冥福を祈る大切な儀式です。


きちんとマナーを守って、故人や遺族の方々に敬意を払って、お斎に出席しましょう。



  • 【服装】

  • 法要の会食に参加する際には、着ていく服装や、振る舞いには十分気を付けましょう。

  • 一般的には、喪服や略礼服がベストですが、黒や地味な色の着物やスーツもOKです。

  • 黒のアンサンブルなども良いでしょう。

  • (お斎は基本的に法要の後に行われるので、服装は法要の時のままでそ着替えずに参加して問題ありません。)

  • また、会食時は上着を脱いでいてもOKです。

  • 主催者側から普段着で参加してほしいと依頼があれば、派手な柄や鮮やかな色は避け、落ち着いた色合いの服や、控えめなアクセサリーを選ぶと無難です。

  • なお、アクセサリーは、派手でない時計や真珠(パール)のものであれば問題ありません。

  • また、派手なお化粧や強い香水は失礼にあたります。どちらも控えめなものにしましょう。

  •  

  • 【時間】

  • 法要の会食は、特定の時間に行われることが多いです。

  • 急な訃報で駆けつける場合など、やむを得ない事情がない限り遅刻は厳禁です。

  • 案内のあった開始時間に間に合うように余裕をもって会場に向かいましょう。

  • 遅れる場合は事前に先方に連絡をすると良いでしょう。

  •  

  • 【席次】

  • 会食の場では、座る位置や座り方にも注意が必要です。

  • 一般的に畳の座敷や座卓であれば正座をしますが、長時間正座をすると体に負担がかかりますので、無理にする必要はありません。座椅子などがあれば使用してもかまいません。

  • 主催者や高位の人が先に上座と言われる奥の席に着き、その後、次位の人が順番に座ります。

  •  

  • 【食事】

  • お斎の食事中は、静かで落ち着いたものであるべきです。

  • 料理が供されたら、一度合掌して感謝の意を示してから心を込めて、いただきましょう。

  • 食事中はきちんとした箸の使い方を心がけてください。料理を取り分ける場合には、逆さ箸はせずに取り分け用の箸やトングを使いましょう。

  • また、食事が終わったら、施主や料理人に感謝の意を示し、自分の席をきれいに片付け、お手伝いをすることが好意的に受け取られます。

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  • 【会話】

  • 故人や遺族の方々に敬意を払い、適切な会話を心がけましょう。

  • 騒いだり、大声を出すのはマナー違反です。

  • 会食中の他の参加者との会話では、故人の思い出を共有することで、和やかな雰囲気を保ちましょう。

  • ただし、まだ故人を失ったことの傷の癒えていない方もいますので、触れる話題には注意が必要です。

  • また、僧侶を招いて法要を行う場合には、遺族や施主(主催者)と共に、読経中は故人のために手を合わせましょう。

  •  

  • 【お酒】

  • お酒が振る舞われたら、適量を飲むことが望ましいです。お酒好きな方だとしても、お斎の場合はほどほどにし、他の参加者に配慮してください。

  • なお、「乾杯」という言葉は使ってはいけません。お斎などの法要の際は「献杯」と言います。

  •  

  • 【お焼香がある場合】

  • 遺族に一礼して祭壇に進み、焼香(抹香をつまんで香炉に移す)し、合掌します。最後に祭壇(または仏壇)と遺族へ向かって一礼し席に戻ります。

  • 焼香の詳細は「焼香のやり方」のコラムをご覧ください。


まとめ

法要の会食「お斎」は、故人へのお別れや感謝の気持ちを表し、供養する大切な機会です。


このような場でのマナーを守ることは、参加者全員にとって心地よい雰囲気を作り出します。


尊重と感謝の気持ちを表すためにも、しっかりとしたマナーや作法を意識してお斎に参加しましょう。



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