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新盆とは? 〜過ごし方や法要について〜

2023/05/22
喪主/ご遺族様


はじめに

新盆は故人が亡くなってから1回目のお盆のことを指しますが、結局のところ、いつがお盆なのかや、何をするか曖昧な方も多いと思います。


特に若い方は、「きゅうりやナスに割り箸をさした飾りを作る…?」など、なんとなくの知識の方も多いのではないでしょうか。


このコラムでは、新盆の意味や過ごし方、法要やその他の取り組みについてわかりやすく解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。



新盆とは

新盆とは、故人が亡くなってから初めてのお盆のことです。


この、「お盆(おぼん)」は、亡くなった人々の霊が一時的に帰ってくるとされる期間のことを指します。これはよく耳にするので、皆さんも馴染みがあるかと思います。


お盆は、仏教の思想に基づいて先祖の霊を供養するのと同時に、感謝の気持ちを伝えるための期間であり、日本の伝統的な行事の一つなのです。


そのお盆の中でも、特に新盆は重要視されます。


新盆は、故人を偲び、先祖の霊を敬いご供養する大切な行事です。この時期には、家族や親族で集まり、先祖の霊に感謝の気持ちを持って供物をお供えし、盛大に迎えましょう。


また、菩提寺がある人は僧侶を招いて読経してもらいます。


現代では、新盆の形式も多様化しています。


伝統的な供物やお墓参りだけでなく、写真や映像を使った先祖の思い出の共有や、インターネットを通じたオンライン供養など、個々の家庭や地域の状況に合わせた形式が選ばれることもあります。


また、写真や映像を見ながら故人や先祖の人生やエピソードについて話すことで、思い出を共有し、先祖への理解を深めるいい機会になります。


特に若い世代は先祖の人生や教えを知る機会が少ないので、新盆を通じて家族や親戚から話を聞くことで、自身のルーツや家族のつながりを感じることができるのです。


※忌明け前にお盆を迎える場合は、新盆は翌年です。


新盆の過ごし方

新盆の一般的な過ごし方は、以下のようなものが挙げられます。


【一般的な過ごし方】



  • ・仏壇やお墓に手向けをする

  • ・精霊棚を作り、お供え物を供える

  • ・僧侶を招いて法要を行う

  • ・親戚や友人を招いて会食をする

  • ・故人の好物を食べたり、故人の好きなことをしたりする


※地域や宗派によって若干違います。



新盆の法要

新盆の法要は、仏教の教えに基づいて行われます。


法要では、僧侶がお経をあげ、故人の冥福を祈ります。また、故人への感謝の気持ちを述べ、ご供養をします。



  • 【新盆の法要が行われる場所】

  • 基本的には仏壇の前で執り行われます。

  • しかし、寺院や会館などで行うこともあります。

  •  

  • 【新盆の法要での服装】

  • 喪服または礼服を着用するのが一般的です。

  •  

  • 【新盆のお供え物】

  • ・精霊馬

  • ・精進料理

  • ・果物

  • お花

  • ・故人の好物

  • 新盆のお供え物は、仏壇や精霊棚に供えます。お供え物は、新盆の当日までに用意しておきましょう。



  • 【僧侶への心付け】

  • 僧侶には、お布施(1万円~2万円)と、お車代を渡します。

  • また、読経後は料理でもてなしてください。

  • しかしお相手の都合が悪い場合には、代わりに御膳料を包みましょう。

  •  

  • 【新盆の注意点】

  • 新盆の過ごし方や法要には、いくつかの注意点があります。

  • ・新盆は、故人を偲び、ご供養する大切な行事です。故人を思い、心を込めて過ごしましょう。

  • ・新盆の法要は、仏教の教えに基づいて行われます。僧侶の指示に従い、マナーを守って参列しましょう。

  • ・新盆のお供え物は、故人の好物や仏教の教えに沿ったものを選びましょう。


新盆とココロ

新盆は、先祖の霊への感謝と供養だけでなく、自己成長にも深い影響を与える行事です。




  • ・感謝の気持ちを大切にしましょう

  • 新盆では、先祖に対する感謝の気持ちを捧げることが重要です。この感謝の気持ちは、日常生活においても大切な要素です。

  • 家族や周囲の人々に対して感謝の気持ちを忘れずに持つことで、人間関係の良好な築き方や幸福感の向上につながるでしょう。

  •  

  • ・自己のアイデンティティを見つめ直してみましょう

  • 新盆を通じて先祖の思い出や家族の物語を知ることで、自身のアイデンティティを見つめ直す機会となります。

  • 先祖の遺志や教えに触れることで、自分自身の人生や目標について考えるきっかけとなるでしょう。先祖が実践していた教えや価値観を振り返り、自身の生活にどのように活かすか考えてみるのもいいでしょう。

  • 自己のルーツを知ることは、自己成長の土台となり、自信や自己認識の向上につながります。

  •  

  • ・人間関係と共感を築きましょう

  • 新盆は、家族や親族が集まる特別な時期です。

  • この機会を通じて、家族とのつながりや共感を深めることができます。

  • 共に過ごす時間や思い出の共有は、絆を強め、人間関係を豊かにする要素となります。また、新盆を通じて地域の人々とも交流し、地域社会の一員としての関わりを深めることも可能です。

  •  

  • ・善行を行ってみましょう

  • 新盆の期間中に、善行を行うことも一つのアイデアです。例えば、寄付をする、ボランティア活動に参加する、環境に配慮した行動をするなど、先祖が大切にしていた価値を実践することで、先祖への供養を行うことができます。

  • 新盆は、先祖への感謝や思い出の共有、自己成長につながる貴重な期間です。

  • 自分自身や家族との関係性を深めるために、新盆の意義を再確認し、自分なりの取り組みを試してみてください。

  • 先祖への敬意を持ちながら、自身の成長や幸福につながる新たな発見があるかもしれません。


まとめ

どの世代にとっても、新盆は文化的な行事として意義深いものです。


先祖への感謝や供養の気持ち、自己成長や家族とのつながりの重要性を再認識しましょう。


新盆を通じて、自身のアイデンティティを見つめ、人間関係を大切にする意識を持つことで、より豊かな人生を築くことができるでしょう。



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